産婦さんの約7割が会陰切開している!? そのプロセス全公開!

はじめてのお産で、とにかくみんなが「こわい!」と言うのが会陰切開。でも、正しく理解して、しっかりセルフケアすれば、こわくない! 大丈夫! 妊娠中から準備できることもありますよ。
会陰切開は赤ちゃんとママを助けるための医療行為
「お産のときには、デリケートな部分を切るらしい」と、その情報だけがひとり歩きしてこわがられているのが会陰切開かもしれません。
でも、医療行為にムダなことはありません。なぜ行うのか、といえば「必要があるから」です。たとえば、会陰の伸びが悪くてなかなか赤ちゃんの頭が出ることができず、お産が長引いてしまう場合。だんだん赤ちゃんの心拍が落ちてくるようなら、一刻も早く出してあげないと危険です。あとちょっと、の手伝いをするのが会陰切開。吸引分娩となったときにも、会陰切開が必要となります。
また、切開しないと自然に裂けてしまうことも。小さな傷なら会陰切開と変わりませんが、複雑に深く裂けた場合は、完治までにかえって長い時間がかかることもあります。
会陰切開については、トラブルを予防する意味で基本的に切開をする方針の産院、会陰がよく伸びるようなら切らない産院など、医療機関による方針もあります。気になる人は事前によく、話を聞いておきましょう。
会陰切開はこう行われています
1.頭が出たり引っ込んだりして、会陰が伸びていく
子宮口が全開大になり、ママのいきみに合わせて、赤ちゃんの頭が出たり引っ込んだりするのを繰り返しながら、会陰がだんだんと伸びていきます。
●会陰は赤ちゃんの頭で伸ばされる
出産時、赤ちゃんはママの骨盤腔のいちばん狭いところを通るためにがんばりながら、同時に頭で会陰をほぐし、伸びをよくする手助けをします。
2会陰の伸びが悪く頭が出にくいと、会陰切開を行う
赤ちゃんが出にくいときや、赤ちゃんを早く外に出す必要が出てきた場合は会陰切開に。まずは切る部分に局所麻酔。約1~2踏んで効いてきます。この麻酔は歯科で使用するものと同じもの。このときの痛みは少しチクっとする程度。
【会陰切開が必要なのはこんなとき】
■会陰の伸びが悪く、肛門まで裂けてしまいそうなとき
■赤ちゃんの心音が下がっているとき
■ママの血圧が高い、または出血が多いとき
■子宮の収縮が強すぎるとき
■赤ちゃんの首に臍帯が巻き付いているとき
■吸引・鉗子分娩のとき
■胎盤機能が落ちているとき
■逆子のとき
など
3麻酔をするので、切ること自体に痛みはなし
陣痛が最大で、会陰が最も伸びた時に切開。赤ちゃんと会陰の間を指で押さえながら切るため、赤ちゃんの頭がハサミで傷つくことはありません。会陰が薄く伸びきって、切りやすいときに切ります。
●切開の方法はおもに2種類
痛みや出血が少なく、赤ちゃんが出やすいのは肛門に向かってまっすぐ下に切る形ですが、肛門まで裂ける心配があるため、斜め下に切るケースが多数。いずれか1ヶ所を2~3cm切るのが一般的。
4切ることでお産が進み、頭が完全に出る
会陰切開で膣口が広がり、赤ちゃんの頭が出やすくなります。頭のいちばん大きな部分が通過し、頭部が引っ込まなくなったら、誕生まであとすこしです。
5赤ちゃんの体が出たら切った場所を縫って終了
赤ちゃん誕生後、切開した部分や自然に裂けた傷を縫います。使用する糸は傷がくっついたら抜糸する「溶けない糸」もありますが、体内に吸収される「溶ける糸」を使う産院が多いです。きちんと麻酔が効いているので、縫う時も痛むことはありません。
●溶ける糸と溶けない糸、何がどう違う?
「溶ける糸」……メリットは抜糸の必要がないこと。デメリットは完全に溶けるまで1カ月以上かかるため、それまでつった感じがある
「溶けない糸」……メリットは低コスト。デメリットは抜糸に痛みを感じる人もいること。
※使用する糸は産院で決まっているため選べません。溶ける糸でも抜糸はできるので、つれるような感じがあったら相談して。
この他にも安産Pre-moには安産にまつわる情報がいっぱい!
出典:安産Pre-moより ※情報は掲載時のものになります。
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