『立ち会い出産』する?しない? 妻と夫のビミョ~な心のうち

 専門家監修
公開日:2019/09/10
『立ち会い出産』する?しない? 妻と夫のビミョ~な心のうち
監修
鮫島浩二先生
産婦人科医

プレパパ、プレママの皆さん、何をすればいいのか分からないまま、立ち会い出産の日やお産本番を迎えてしまったら大変なことになりますよ! そうならないために、立ち会い出産の心構えを産婦人科医に教えてもらいましょう。

立ち合い出産を希望する夫婦は6割! でも妻も夫も「ビミョ~な不安」がチラホラ

まずは出産をひかえたご夫婦に「立ち合いする? しない?」についてアンケート! 立ち合いを希望する夫婦は6割以上とポジティブな結果だったものの、妻、夫、それぞれに、ビミョ~な心のうちもある模様。さっそく見ていきましょう。

Q1【夫婦に聞いた】立ち会い出産を希望してる?

希望している…63%
希望していない…15%
迷っている…22% 

立ち会い希望の夫婦が半数以上で、その理由の多くが「赤ちゃん誕生の感動の瞬間を夫婦で見届けたい」から。一方、「壮絶な出産シーンを夫に見られたくないかも」と立ち会いに迷っている妻も。

Q2 【妻に聞いた】立ち会い出産で不安なことは?

1位…立ち会いに間に合わなかったらどうしよう…

2位…あまりの痛さに夫に当たり散らしてしまうかも
3位…オロオロする夫の姿はあまり見たくない

妻の不安第1位は「夫が立ち合いに間に合わず、ひとりで産むことになったらどうしよう…」というもの。「自分が自分でなくなってしまうかも…」「自分は大丈夫な自信があるけど、夫のオロオロする姿は見たくない…」という声も多かった。

Q3 【夫に聞いた】立ち会い出産で不安なこと

1位…まったく訳に立たなかったらどうしよう
2位…出産シーン、見たいような見たくないような
3位…正直、妻の姿に「引いて」しまうかもしれない 

夫のほうは「いざその現場で、自分に何ができるかわからない」との声が大多数という結果。「立ち合いをすると妻を女として見られなくなると聞くけど…」という、今後の夫婦生活に不安をもつ夫も。

関連リンク⇒⇒⇒夫もつらいよ! 出産後「妻が別人になりました!」

夫たちの体験談!『立ち会い出産した』『しなかった』

【立ち会い出産した体験談】

●出産はとても感動的で涙が出ました! でも、疲れたのとほっとしたのとで具合が悪くなり、真っ青な顔で帰宅しました…。(Mパパ/Kくん・1才5カ月)  

●有給を5日間取って、5日目の深夜に生まれてギリギリ立ち会えました。興奮さめやらぬまま、翌日は妙なテンションで出社しました。(Kパパ/Hくん・7カ月) 

●5才の娘の出産時に立ち会ったことで「父性」が芽生え、二人目の息子のときももちろん立ち会い。家族を守っていく覚悟ができるのでおすすめです。(Mパパ/Sくん・2カ月)  

●自分と妻の母のふたりで立ち会い。陣痛室に入ってから生まれるまで27時間! 結果、義理の母との絆が深まりました(笑)。(Mパパ/Mちゃん・6カ月)

【立ち会い出産しなかった体験談】

●「出産する姿を見られたくない!」と妻に拒否されて立ち会いできず。2人目ができたら絶対に立ち会いたいんですが、かなうかな…。(Rパパ/Rくん・8カ月)  

●立ち会い予定でしたが、へその緒の異常で緊急帝王切開に。妻と息子が生まれる瞬間の感動を共にしたいと思っていたけど、残念です。(Tパパ/Tくん・1才4カ月)

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『立ち合い出産の心得』お産のメカニズムを理解し、妻には感謝の気持ちを

出産に立ち会うつもりなら、夫はまず、お産のメカニズムをきちんと理解すること。両親学級に参加する、お産体験者に話を聞くなど、お産がどんなふうに進むのか予習しておくことが大切です。

いざお産が始まったら、陣痛で大変な妻をサポートするのが夫の大切な仕事。緊張すると手足が冷たくなりお産がスムーズに進まないので、マッサージなどであたためてあげる。いきみ逃しのときにはテニスボールでおしりを押してあげるなど、妻が少しでもラクになるような手助けをしてあげましょう。

さらに、必要以上にうろたえて、陣痛中の妻の気持ちをわずらわせないことも大切。そのためには、お産の流れや、お産中の妻の体についての予習をしっかりすることが重要です。

無事に生まれたあとは妻へのねぎらいを忘れずに。赤ちゃんよりも先に、わが子を命がけで産んでくれた妻に「ありがとう」の気持ちを伝えてください。

関連リンク⇒⇒⇒『妻=さわっちゃいけない存在』になってます……【フワフワ系夫たちの本音座談会】

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立ち合い出産できずなが深まる夫婦、逆にギクシャクしてしまう夫婦、それぞれ一定数いることは確か。かといって、お産当日まで行き当たりばったりではうまくいくものもいきません。まずは妻も夫もお産について勉強すること、さらに夫婦で、立ち合い出産のイメージを共有しておくといいですね。素敵な出産になりますように!(プレモ編集部)

出典:Pre-mo(プレモ)2015年冬号とじこみ付録『メンズのための妊娠・出産バイブル』 イラスト/はやかわくにこ

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監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

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