産後が辛くなりやすい。パーフェクトベビー症候群って知っていますか? ~鮫島先生アドバイス【妊娠34週】

産後が辛くなりやすい。パーフェクトベビー症候群って知っていますか? ~鮫島先生アドバイス【妊娠34週】

連載 2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

妊娠中はお産がひとつのゴールになっていて、出産後に育児のたいへんさや自由時間のなさに「こんなはずじゃなかった …」と思う人はとても多いものです。1つの心の準備のお話です。


完璧に準備をしても、理想の安産にはならない

最近、パーフェクトベビー症候群の女性が増えてきたという話を耳にしました。体に障害などがなく、学業や運動能力にもすぐれた「完璧な子ども」を望む傾向を言うのだそうです。これは妊娠・出産にも言えることだなぁと感じています。

妊娠中であっても美しく、おしゃれで、体重はもちろん増やさず、「妊娠期間を楽しもう」と思っている人は多くなっています。それはもちろん素晴らしいことです。おなかの赤ちゃんにもいいことでしょう。

でも、知っておいてほしいことがあります。完璧に準備したからといって、「理想的な安産」になるわけでも、「完璧な赤ちゃん」が産まれるわけでもないのだということを。

赤ちゃんもあなたも、パーフェクトでなくていい

「あんなにがんばったのになぜ帝王切開になったのか」と嘆く人は少なくありません。

赤ちゃんがほかの子よりよく泣くとか、母乳の飲みが悪いとか、そういうことで落ち込んでしまう人もいます。でも、「それは誰のせいでもないのだ」と知っておかなくてはいけません。

そうでないと、「私の子どもは、お行儀がよくて勉強もできる子でなくてはいけない」「私は子育てを楽しむステキなママでいなくちゃいけない」というように、自分や子どもを狭い価値観の中でしばることになりかねません。

この世の中にパーフェクトな人間などいません。まして発達途上の子どもたちを相手にする育児には思いがけない問題が発生するし、完璧とは程遠い現実に直面することも多いものです。

大事なことは、臨機応変であるということ。何が起きても大丈夫。そのときに状況を見て動こう。そんな心構えさえあれば、赤ちゃんもあなたもパーフェクトでなくていいのです。


監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :First Pre-mo、安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

この連載について

2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

安定期に入る妊娠中期&もうすぐお産の妊娠後期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

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