出産までに自分の“覚悟”を再確認しましょう~鮫島先生アドバイス【妊娠30週】

出産までに自分の“覚悟”を再確認しましょう~鮫島先生アドバイス【妊娠30週】

連載 2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

出産は、何があるか分かりません。世界トップレベルに周産期死亡率の低い日本でも、お産は、命がけの営みであることには変わりありません。


あえて「覚悟」を聞きます

出産まであと10週ほどになりました。おなかの赤ちゃんはずいぶんと存在感を増してきたことでしょう。もう逃げも隠れもできません。

ここで皆さんに質問します。あなたは出産に臨んで、どんな覚悟していますか?

……と聞かれて、「え? 覚悟!?」とあわてた人もいるかもしれません。ほとんどの人は覚悟なんて無縁で、「陣痛は痛いみたいだけどがんばって産みます!」と決意するくらいだと思います。
それでもいいのかもしれません。しかし私は、あえて聞きたいのです。
覚悟はいいですか?と。

命にかかわる「覚悟」があれば、もう何もいらない

日本は、周産期死亡率(妊娠22週以降の死産と、出生後1週間以内の新生児死亡)と妊産婦死亡率の低さは世界トップです。それでも、出産で命を落とす妊婦も赤ちゃんも現実にはいるのです。その原因はさまざまで、どれだけ配慮していても、妊婦健診を受けていても、そのようなことは起こりえます。

命を落とすまでには至らなくても、生まれた子に障害があることがわかったり、出産後すぐに救急搬送されたりというケースもあります。障害を背負って人生を歩む子もいます。あるいは、経腟分娩のつもりで出産に臨んだのに、最終的に帝王切開になったという人も多いものです。

命の誕生は“命にかかわる”場面です。その場面で、人生が180度変わることもあるのです。その岐路に立たされたとき、あなたはどうしますか?

出産までまだ少し時間がある今、どうぞ覚悟を決めてください。どんな覚悟ですか?

それは、何があっても受け入れるという覚悟です。その覚悟さえあれば、あとはもう何もいりません。


この連載について

安定期に入る妊娠中期&もうすぐお産の妊娠後期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

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監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :First Pre-mo、安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

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