一人ぼっちではありません。  母親学級に顔を出しましょう~鮫島先生アドバイス【妊娠29週】

一人ぼっちではありません。 母親学級に顔を出しましょう~鮫島先生アドバイス【妊娠29週】

連載 2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

「ママ友」にマイナスなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、子育てする上で仲間の存在は貴重なものです。ママと子供だけの孤独な日中になりがちな毎日に変化をもたらせてくれます。子育ての悩みや愚痴も おしゃべりしているだけで、気持ちが軽くなるものです。母親学級はママ友作りの最初のチャンス!「産院が一緒だった」ことがきっかけで、かぞくぐるみの長いつきあいになるということも、よく聞く話です。


どんな親でも子どもを虐待する可能性がある

親からの虐待で亡くなる子どもの数は、年を追うごとに増えています。

「なんでこんな可愛い子を虐待するのか」「鬼のような親だ」と言う人は少なくありませんが、私はそれを特別なことだと思えないのです。どんな親にでも子どもを虐待する可能性があり、その背景にはさまざまな事情が重なりあっていると思います。

その一つが、密室での孤独な子育てです。赤ちゃんには「かわいい」「天使」「いるだけで幸福」というプラスのイメージがありますが、その一方で100%親の自由を奪う理不尽な存在でもあります。

初めての子育てなのに、誰の助けもなく、たった一人で赤ちゃんと向き合っていると、イライラや不安が募ってきます。それは赤ちゃんにも伝わり、グズグズと泣き続けるようになり、それがまたお母さんを追い詰めるという悪循環に陥りやすくなるのです。

母親学級は最初のママ友を作るいい機会

そんな生活に風穴をあけるのが子育て仲間、いわゆる「ママ友」の存在です。たまたま同じ時期に妊娠・出産したという共通点だけでつながっているので、年齢も、経歴も、出身地も違います。初心者ママばかりではなく、2人目3人目のママもいます。そういう仲間たちとおしゃべりするだけで、不安がすっと解消されたり、明日もがんばる意欲が湧いてくるのです。

子育ての仲間は、生まれたあとでも作れます。けれど妊娠中の今から出会いの場に顔を出してみるといいでしょう。その一つが母親学級です。大きく分けると、地方自治体が主催する母親学級や両親学級と、産院が主催するものとがあります。

グループになって自己紹介するなど、コミュニケーションのきっかけになる場を作ってくれるものなので、帰り道に「メアド交換しませんか?」「よかったらお茶でも飲んで帰りませんか」など、ぜひ声をかけてみて。相手もそんな言葉かけを待っているかもしれません。


監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :First Pre-mo、安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

この連載について

2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

安定期に入る妊娠中期&もうすぐお産の妊娠後期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

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