妊娠中に赤ちゃんの「すべてを受け入れる決意」を。  ~鮫島先生アドバイス【妊娠25週】

妊娠中に赤ちゃんの「すべてを受け入れる決意」を。 ~鮫島先生アドバイス【妊娠25週】

連載 2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

無事に生まれてきてくれるか。それは生まれてみるまで分かりません。そして、生まれてからもすぐには分からない病気もあります。心配ばかりしてる訳にもいきませんが、ママに、パパになるその前に「覚悟」を決めることが必要なのです。35年以上に渡ってさまざまなお産を見守ってきた産婦人科医、鮫島先生からのメッセージです。


どんな赤ちゃんであっても 受け入れられますか

「健康で、五体満足で生まれてくれればそれでいい」という言葉はよく耳にするものです。でもこの当たり前の願いでさえかなえられないことがあるのだと、長い産婦人科医生活のなかで実感しています。妊婦検診の過程で先天性の異常や障害がみつかり、「生まれても長く生きられない」「重い障害を抱える可能性がある」と言わざるを得ないこともあるからです。

妊娠中期以降であれば中絶できる時期はすぎていますから、言われた人たちは皆一様に大きなショックを受けます。「なぜこんなことになったのか」「誰のせいなのか」と考えます。でも、これは赤ちゃんの責任ではないし、親の責任でもない。原因や理由を考えるようなことではないのです。

赤ちゃんを「受け入れる」力をつけていく

現在の段階では何も問題がない場合でも、生まれた直後にわかるもの、しばらくしてからわかるもの、発達の過程で見えてくるものもあります。その可能性をゼロにすることはなかなかできないものです。

だからこそ、妊娠中には「受け入れる」という気持ちを育ててほしいと思っています。どんな子であっても、どんな障害と持っていたとしても、受け入れる力をつけていくのです。「この子ががんばる限り応援して育てていくのだ」と、夫婦で、家族で、決意を固めることです。

赤ちゃんはパパとママを選んで生まれてきます

赤ちゃんは、自分の運命を受け入れ、あなたたち夫婦のもとに生まれることを選んできたのです。あなたの力でできること以上のものは求めていません。求めているのはただひとつ「私を受け入れて。どんな私でも受け入れて」それだけです。

生まれつきの障害がなくても、成長の過程で何があるかはわかりません。そのすべてを受け入れる決意をすることこそが、妊娠期間に必要なことだと思うのです。


監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :First Pre-mo、安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

この連載について

2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

安定期に入る妊娠中期&もうすぐお産の妊娠後期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

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