産後に夫婦の危機がくる!? 回避するためのこころがけ 鮫島先生アドバイス【妊娠21週】

産後に夫婦の危機がくる!? 回避するためのこころがけ 鮫島先生アドバイス【妊娠21週】

連載 2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

今や3組に1組が離婚するという時代。とくに産後すぐ〜2年以内、つまり赤ちゃんが乳幼児期の離婚率が非常に高くなっています。そうならないために、妊娠中からできることは?


夫婦ゲンカが増えるのは恋人から夫婦へ、そして家族になる証拠

「私ばっかりがまんして」「オレだって」……

妊娠が分かった頃は、「これからいっしょに子どもを守っていこう」と誓い合い、幸せのオーラに包まれていたはずの2人。それなのに、妊娠が進むにつれて夫婦ゲンカが増えてきてしまった……という話をよく耳にします。

でもそれは、当然のことかもしれません。いままでの生活は、恋人同士の延長のようなものだったでしょう。大人2人の共同生活は、最小限の配慮でもめごとを回避することが可能でした。けれど、2人の間にやってきた小さく無力な命は、そんな均衡をたやすく崩してしまいます。

妊娠中の妻は100%のエネルギーを子どもに注いで、おなかの命を育みます。体調に配慮し、栄養を考え、お酒もタバコも旅行もがまんします。しかし夫は、生活を変える必要はありません。働き盛りで仕事も忙しい時期ですし、日本はまだまだ「奥さんが妊娠中なんだから、早く家に帰ったほうがいい」なんて言ってくれる社会ではありません。

「なぜ私ばかり?」「オレだって大変なんだ」そんな感情のぶつかり合いが生じやすくなるのも当然のことです。

相手に本音を伝えて。ただし、攻撃はせずに

それで、いいと思います。よそゆきの顔ではない、本音の部分をさらけ出したということなのですから。いまの若い人たちは、穏やかで優しいことをとても大事にしている一方で、もめごとが起きないように自分を押さえこんでしまう傾向もある。それでは、「ケンカして仲直り」のよさも味わうことができません。

雨降って地固まるという言葉があるように、本音を伝えあうことで夫婦関係の土台がしっかりしたものになると私は思います。ここでちゃんと伝えないと、子どもが産まれてからの嵐のような時期を、夫婦で乗り越えることが難しくなってしまいます。

ただし、相手に思いを伝えることと攻撃することは違います。「あなたと楽しく暮らしたいから」という気持ちを伝えることを忘れないでください。


監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :First Pre-mo、安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

この連載について

2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

安定期に入る妊娠中期&もうすぐお産の妊娠後期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

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