羊水、胎盤、へその緒 おなかの中はその3つに支えられた小宇宙!~鮫島先生アドバイス【妊娠15週】

羊水、胎盤、へその緒 おなかの中はその3つに支えられた小宇宙!~鮫島先生アドバイス【妊娠15週】

連載 2人で読む【妊娠中期・後期】 安心マタニティ

まだ安定期までには時間がありますが、少し体調が落ち着いてくる人も多い妊娠4カ月のころ。4カ月も終わりになると、胎盤が完成します。


つわりがおさまってくるのは胎盤が完成するから

赤ちゃんがおなかの中で成長していくには、胎盤、羊水、臍帯(へその緒)この3つが必ずが必要です。

赤ちゃんは子宮の中の卵膜という薄い膜で包まれて成長します。その内側は体温よりも少し温かい38度に保たれた羊水で満たされ、クッションのように赤ちゃんを守ってくれています。赤ちゃんはおなかの中で羊水を飲み、またおしっことして排出しているのです。

この完璧なシステムはまさに生命の神秘

胎盤は、赤ちゃんの成長に必要な栄養や酸素を運び、不要になった老廃物などを外に出します。臍帯は、胎盤と赤ちゃんをつなぐ生命線。栄養や酸素を運ぶ静脈が1本、老廃物や二酸化炭素を排出する動脈が2本、計3本の血管が通っていて、ママの体を通して命をつなぎます。

そして出産が近づくと羊水は少しずつ減り、胎盤の機能がおとろえ、赤ちゃんが生まれるとその役目を終えて、体外に排出されるのです。
子宮の中の赤ちゃんは、羊水、胎盤、そして臍帯という3つに支えられた小宇宙のなかにいます。この完璧なシステムの中で、命をはぐくんでいるのです。産婦人科医になってずいぶんたちますが、生命が育まれるこの神秘に、頭(こうべ)をたれない日はありません。

命は不思議です。生命は神秘に満ちています。この広大な宇宙の中の小さな小さな存在である一人の人の、そのおなかに生まれた宇宙。ときにはその不思議に思いをはせてみてはいかがでしょうか。


この連載について

安定期に入る妊娠中期&もうすぐお産の妊娠後期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

最新の記事

お産直前でもまだ間に合う!安産するには「お産イメトレ」が大事 ~鮫島先生アドバイス【妊娠39週】

お産の日は赤ちゃんが決める!? ~鮫島先生アドバイス【妊娠37週】

お産のイメージはクラゲ!? 安産に必要なのは「ゆるむ力」~鮫島先生アドバイス【妊娠36週】

監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :First Pre-mo、安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

クリップ

あなたにおすすめ

MAMA's TRIP 近藤千尋さんと行く「クラブメッド バリ」 詳細はこちら
注目コラム