【旅育・第1回】 僕らが家族で世界一周の旅に出る理由。

コラム
公開日:2015/04/29
更新日:2018/12/10
【旅育・第1回】 僕らが家族で世界一周の旅に出る理由。

子連れの旅は、大変だけど楽しい。そして家族にとってたいせつな思い出になります。でもそれが、一家四人で一年間、世界一周だとしたら……!? 6才と3才の女の子を連れて一年間の旅に出発した、SAMURAIファミリー。父・井上浩一さんが「なぜ、いま旅立つのか」語ります。

この時代の中で、家族としての未来のベクトルを見定めたい。その手段として、僕らは旅を選んだ。

「なぜ家族で世界一周に行くの?」

この旅を決断してから、いろんな人からよく聞かれます。もともと私は旅が好きで、よく学生時代にバックパッカーでアジア各国を旅をしていました。以後、いつも漠然といつか世界を旅したい、できれば長期間じっくりと異国に身を委ねたいと思っていました。しかし、社会人になり結婚し、幸いにも2人の子どもを授かりました。仕事も面白くなってきて、現状の暮らしに十分な幸せを感じられる状況にありました。
ただ、どこかでいつも異国の匂いを暮らしの中に求め、また同時にけたたましく変化する時代の流れの中で、このままの暮らしや価値観がこれからの私たち家族にとって本当の意味での幸せを築けるものなんだろうかと、ある種の怖れのような感情を抱いていました。仕事は非常に順調にいっていたのですが、今の延長上に自分自身を、そして家族を今以上に感動させられるような生活を築くイメージが持てなくなっていたのも事実です。

今のままでは限界があると。

そんな思いが年々大きくなっていた2013年9月8日、2020年の東京オリンピック招致決定の知らせが飛び込んできました。翌朝の新聞の一面を見ながら妻と手を取り合って喜んだのを、いまでも鮮明に覚えています。それと同時に、それに向けて日本が大きく変化する、本当の意味でグローバルな感覚がこの国にも浸透するような時代の変化を感じました。
 であれば、自分たち自身何かを変えなければいけない。2020年といえば、一人の男として心身ともに充実した40才を迎えるということも相まり、こんな千載一遇のチャンスを、時代の変化を外から傍観するのではなく、時代の変化を内側から作り出せる人材になりたいと強くなりたいと心に誓いました。そして家族とともに今まさに訪れている新たな時代の変化に向けて照準を合わせ、家族としての未来のベクトルを見定めなければいけないと感じました。

今、私たちが必要とする全ての要素が「旅」にはあった。

では、家族としての未来のベクトルを見定めるために何をすればよいか、その手段として考えるまでもなく僕らにとってそれは「旅」でした。理由は3つあります。
①自分たちが一番興味があって心から好きなこと
②家族という一共同体において最も濃密な時間を過ごせること
③これからの時代を創る本当の意味でのグローバル感覚や日本の立ち位置を知ることです。
この3つ全てにおいて、最適かつ唯一の手段として旅を選択し、今回の家族での世界一周を決断しました。

旅を通じて家族それぞれが成長する「旅育」

今回の旅を通じて、特に子どもたちにとっては地球そのものが大きな学びの場という感覚で、旅を通じて日々リアルな体験を感じ取ってもらえればと思っています。加速度的に進むグローバル化の中で、特にネットなどによって様々な情報が溢れ僕らはなんとなく「わかったふり」になっているような気がします。

しかし、やはり自分たちの肌感覚として体験してこそ、生きたグローバル感覚を手に入れることができるのではないか。そうすることで世界から見た今の日本の存在や、新たな価値観が見えてくるのではないかと思っています。旅を通じて個々が成長し、家族みんなで成長する。親が子を教えるだけではなく、子から私たちが親が学ぶことの方が多いのかもしれません。そういう意味でも、旅を通じた子育て、親育て、「旅育(たびいく)」という言葉がふさわしいのかも知れません。

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 家族 4 名で世界を巡り、 「世界の中での JAPAN」を発見・発信する1年間の “ 旅育 ” プロジェクト。日本(SAMURAI)の家族代表として、一家4人で世界一周の旅へ。世界で活躍するSAMURAI(日本の人、企業、製品、文化)の取材をはじめ、「世界の中でのJAPAN」を発見&発信。多くの事象に出逢うことで、旅を通じ家族としても成長し、豊かな未来を描く「旅育」も目ざしている。

父・井上 浩一:1980年生まれ、大阪出身。クリエイティブディレクター。
母・梢:1981年生まれ、鳥取出身。
お嬢1・心音(しのん):2008 年生まれの7才。
お嬢2・志奏(ここな):2012 年生まれの3才。
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●e-mail
 samurai.travel2015@gmail.com
※情報は掲載時のものです

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