お産の始まり、救急車を呼ぶ場合は?

コラム
公開日:2015/04/11
お産の始まり、救急車を呼ぶ場合は?

出産予定日が近づくにしたがい、心の準備もととのっていくものですが、もし外出先で陣痛が始まったり、予期せぬケースに遭遇してしまったら……。そんなお産の始まりのときはどうすればいいのでしょう。かかりつけ医への連絡内容や救急車を呼ぶかどうかの基準を事前に覚えてきましょう。

Q 一人のときに始まったら?

b20150402nagasawa02 A 携帯に産院の連絡先を登録しておきましょう 一人のときにお産が始まると、心細くてどうしたらよいかわからなくなるかもしれません。そんなときのために、携帯やスマホに産院の連絡先を登録しておきましょう。スタッフの声を聞けば気持ちも落ち着き、どうすればいいか指示もしてもらえます。「こんなことで電話したら迷惑だと思われないか」などと心配することなく、遠慮なく相談しましょう。

Q 外出中に始まったら?

b20150411nagasawa02 A 外出先から産院に連絡して指示を受けて  自由に動けるのも最後という気持ちからか、臨月に遠出をする妊婦さんは少なくありません。でも、もういつお産が始まってもおかしくないので、家の周囲のお散歩程度にとどめておくほうが安心です。近所でも、携帯電話や母子手帳、診察券などを必ず持ち歩いて。もし外出先でお産が始まったときは、まず産院に連絡して指示を受けましょう。

Q 規則的な陣痛になるまでは落ち着いて

b20150404nagasawa04 A まず陣痛の間隔を計ってみる 陣痛が始まったら、いよいよお産の本番スタート。でも赤ちゃんが生まれるまでは、初の出産なら十数時間はかかります。落ち着いて、痛みの合間にはしておきたいことをすませましょう。おなかの張りや痛みがくり返しやってくると感じたら、痛みと痛みの間隔を計ってみます。本物の陣痛なら、最初は不規則でも、だんだん規則的になってきます。10分間隔になり、痛みの持続時間が30秒以上になったら、ようやく陣痛からのお産の始まりです。ですから、まだ間隔が空いているようなら慌てずにかかりつけ医に連絡を。

ちなみに、「陣痛=おなかが痛くなる」とイメージしがちですが、そうとはかぎりません。腰やおしり、足のつけ根が「グイグイ押される」ような痛みもあれば、子宮口や腟が引き伸ばされて「ギーッと引っ張られる」ような痛みもあり、感じ方は人それぞれです。

Q 救急車を呼んだほうがいいときもある?

b20150404nagasawa01 A 先にかかりつけの産院に連絡してから まれですが、お産の前に胎盤がはがれる「常位胎盤早期剥離」が起こると、母体も赤ちゃんも危険な状態になります。大量に出血したり、おなかがかたく張った状態が続く場合は、救急車での搬送ということもありえます。ただし、自己判断で救急車を呼ぶのはNG。必ず出産予定の病院に連絡して、出血や痛みなどの様子を伝えましょう。   臨月のお出かけは母子手帳や携帯電話を持参するのが必須。もちろん、産院の電話番号を登録しておくことも忘れずに。また、いつもと体の様子が違うと感じたら自己判断せずに産院へ連絡をしましょう。     b20150402nagasawa01

お話/育良クリニック 院長
浦野晃義先生
帝京大学医学部卒業。麻酔や救命救急などにも詳しく、ママと赤ちゃんが安心・安全に過ごせるようサポート。おだやかな人柄で患者さんから撮影/柴田和宣(本誌写真課)の信頼のあついドクターです。撮影/柴田和宣(本誌写真課)
出典:Pre-mo(プレモ)2015年冬春号「陣痛・破水……そのときどうする?」
※情報は掲載時のものです

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