赤ちゃんの睡眠リズムをつけるのは、いつから?

コラム
公開日:2015/02/11
赤ちゃんの睡眠リズムをつけるのは、いつから?

生まれてすぐは眠ったり起きたりをくり返す赤ちゃん。いつから日中は起きて、夜は眠るようになるのでしょうか? 答えは「生後4カ月ごろから、意識して睡眠リズムをつけていく」ことが大切。睡眠の第一人者、三池輝久先生にお話しを伺いました。

疲れているから眠るのではなく、脳の機能を保つために眠ります

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昔から「寝る子は育つ」といわれます。子どもはじゅうぶんな睡眠をとることですこやかに育ち、疲れもとれると考えられていたのでしょう。でも実は、睡眠の本当の役割は、体を成長させたり疲れをとったりすることではありません。

科学的にも証明されている、睡眠のいちばんの役割は、「脳を休め、脳の働きを守ること」。睡眠中に脳も休み、情報処理に必要な組織や物質の点検、修理が行われて、その働きを維持しています。言い換えれば、「人間は脳を守るために眠る」といえるほど、脳には睡眠が必要不可欠です。

赤ちゃんにとっての睡眠には、もう一つの大切な役割があります。赤ちゃんは脳が未発達な状態で生まれ、成長するにつれて、機能や情報ネットワークが発達していきます。赤ちゃんの脳が発達するのは、スヤスヤと眠っているとき。赤ちゃんは、大人と比べて長い睡眠時間を必要とします。これは、脳を休めてメンテナンスをすると同時に、脳を発達させる意味もあるからです。赤ちゃんがじゅうぶんな睡眠をとれるように、昼夜の区別がつき始める4カ月ごろから、規則正しい睡眠の習慣をつけていくようにしましょう。

お話/三池輝久先生 兵庫県立リハビリテーション中央病院「子どもの睡眠と発達医療センター」特命参与。熊本大学名誉教授。小児神経科専門医。著書に『子どもの夜ふかし 脳への脅威』(集英社)など。
イラスト/安藤尚美
出典:『育脳Baby-mo(ベビモ)0~3才の可能性を引き出す7つのこと』
※情報は掲載時のものです

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