【赤ちゃん肌★乾燥注意報!】秋冬の保湿、1日のうちいつ? どうやって? スキンケア基本レッスン

 専門家監修
公開日:2019/10/15
【赤ちゃん肌★乾燥注意報!】秋冬の保湿、1日のうちいつ? どうやって? スキンケア基本レッスン
監修
加藤さき子先生
高野医科クリニック副院長

もっちり&すべすべの赤ちゃんの肌。そんなすこやかな肌を守るためには毎日のケアが大切です。とくに気温が低くなる秋冬は、保湿を心がけたいもの。1日のうち、どんなシーンで保湿するのがいいのか、クリームやオイルなどの保湿剤の塗り方など、赤ちゃんのスキンケアに関する基本的なことを、ドクターに教えていただきました!

Lesson1:赤ちゃんのスキンケア、保湿は1日のうちでいつする?

保湿ケアに決められた時間はありませんが、お風呂あがりなら、肌から水分が蒸発しないうち(体をふいてから10分以内がベスト)にすばやく保湿をしましょう。そのほか授乳や離乳食の前後、お出かけの際など、肌がカサついているなと思ったらそのつど保湿を。

赤ちゃんのスキンケアタイム その1おむつ替え

こまめに替えることがおむつかぶれを予防
汗やおしっこでおむつの中はムレムレ。うんちの刺激も肌には悪影響です。そんな状態のままほうっておくと、おむつかぶれなどの肌トラブルの原因になるので、おむつをこまめに替えることは基本中の基本。朝起きたらおむつを替えて、おまたやおしりが荒れていないか確認を。

赤ちゃんのスキンケアタイム その2離乳食

食事の前とあとのWケアで肌を守ろう
離乳食が始まると、よだれや食べこぼしで口のまわりが荒れやすくなります。食べる前に保湿クリームを塗って汚れるのを防ぎ、食べたあとは清潔にしましょう。ただし、食べこぼしが気になってふきすぎるのはNG。ガーゼやタオルでやさしくふきとってあげて。

赤ちゃんのスキンケアタイム その3授乳

刺激を受けやすい顔はしっかり保湿して
顔は皮膚が薄く、ふいたりこすったりして刺激を受けやすい部位。母乳やミルクが口やほおに少し付くだけで、皮膚が赤くなったりします。授乳する前に口のまわりにワセリンやクリームなどの保湿剤を塗っておけば、母乳やミルクの飲みこぼしをはじいてくれますよ。

赤ちゃんのスキンケアタイム その4お出かけ

汗っかきベビーの様子を常にチェック!
赤ちゃんはとっても汗っかき。寒いからといって厚着をさせすぎると、汗をかいて肌トラブルの原因になります。汗ばんでいたら洋服を1枚減らすなどして、体温調節をしましょう。また、空気が乾燥する秋冬は、お出かけ前の保湿をしっかりと。

赤ちゃんのスキンケアタイム その5お昼寝

汗をたくさんかくと冬でもあせができる可能性が!
赤ちゃんのお昼寝タイム。寒いかな? 寝ている間にかぜをひいたらどうしよう? と気になりますが、汗はあせもの原因になるので、布団のかけすぎには気をつけて。また、布団や毛布で顔がこすれて肌が荒れることもあるので、寝起きの保湿も大切です。

赤ちゃんのスキンケアタイム その6室内あそび

暖房の使い方に気をつければ快適に過ごせます
寒い季節に暖房は必要不可欠ですが、赤ちゃんは大人よりも暑がり。動きが活発になると汗もよくかきます。室温は少し低めの20~22度くらいが、赤ちゃんにとっては適温です。また、機嫌よく遊んでいても、こまめなおむつチェックは忘れないようにしましょう。

赤ちゃんのスキンケアタイム その7おふろ

寒い冬でも汗をかきます。毎日の入浴で清潔に
新陳代謝が盛んで、冬でもたくさん汗をかくのが赤ちゃんです。1日1回はおふろで体を洗ってあげましょう。とはいえ、熱いお湯は赤ちゃんの肌から潤い(皮脂)を流してしまって、乾燥肌の原因になります。シャワーや湯ぶねの温度はぬるめの38~39度くらいがベスト。

赤ちゃんのスキンケアタイム その8ねんね

寝具を清潔に保つと赤ちゃんのねんねも快適♪
お昼寝同様、布団のかけすぎには気をつけて。また、ぐっすり寝ている間に赤ちゃんは大量の汗をかいています。シーツは毎日とり替えて、常に清潔な布団を用意してあげましょう。清潔なものに替えることで、肌トラブルの原因となるダニやホコリなども除去できます。 

From Dr.清潔を心がけ、保湿剤を塗り汚れから守って

おふろあがりだけのケアではなく、1日を通して正しいスキンケアが大事。特に低月齢は、特にこまめなおむつ替え、離乳食が始まったら食べこぼしのケアをするなど、月齢に沿ったスキンケアをしましょう。保湿は0カ月の赤ちゃんから必要なケアです。清潔を心がけ、保湿剤を塗って汚れが皮膚に入るのを防いでください。

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Lesson2:赤ちゃんの保湿のやり方、おなかや背中、顔の塗り方は?

保湿剤は肌を保護するので、たっぷり塗っても問題ありません。肌がしっとりする量を目安に塗りましょう。塗るときは、赤ちゃんに話しかけながら親子のスキンシップを楽しむ気持ちで行えば、「保湿しなきゃ」という義務感をもたずに、毎日の日課としてできますよ。

おなか"チョンチョン"置いたらクルクルマッサージ

胸からおなか、背中の面積が広い部分は、左右対称に保湿剤をチョンチョンと置きます。サラリとしたローションタイプは流れやすいので、肌に置けないときはママの手に垂らしてから塗ります。

背中は、ねんねの赤ちゃんは腹ばいの状態で、おすわりができる子はおすわりした状態で保湿剤を置き、すばやく塗ります。

両方の手のひらや指の腹を使って、おなかの上で円を描くように、くるくるとやさしく塗り伸ばします。赤ちゃんに話しかけながらマッサージを楽しむような雰囲気で♪

5ヶ所に"チョンチョン”、指でていねいに

皮膚が薄い顔は刺激を受けやすく乾燥しがちな部位。おでこの真ん中、鼻の頭、左右のほお、あごの5ヶ所に保湿剤を置いたら、人差し指と中指の指の腹を使って、円を描くようにやさしくクルクルと伸ばします。みけんから鼻にかけてのラインは、指を縦方向に下に動かして塗ります。

耳の裏も乾燥しやすい部位。ママの指で軽く押さえて、こするように塗ります。

腕&足やさしく握ってクルクル保湿♪ 裏側も忘れずに

腕や足ともに、保湿剤を4~6ヶ所、等間隔に点在させます。肌の表面だけでなく、腕全体、足全体にまんべんなく保湿剤が行き渡るように裏側にも同じように保湿剤を置きます。

手のひらを使って、腕と足をやわらかく握るようにしながらクルクルともみ込みます。肌に保湿剤をもみ込むことを意識するあまり、握る手が強くならないように気をつけて。

汗や汚れがたまりやすい太ももの裏や、足首、手首などの「くびれ」部分もケアしましょう。

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Lesson3:赤ちゃんの保湿が必要なのはなぜ?

赤ちゃんの肌はとってもデリケート。カサつかせない、すこやかな肌を保つために、赤ちゃんの皮膚を理解するのも大切です。

保湿する理由 その1皮膚が薄くて刺激を受けやすいから

皮膚の構造は、表皮・真皮・皮下組織に分けられ、表皮のいちばん上の部分が「角層」。角層には「バリア機能」という外部刺激(汚れや紫外線など)が体内に入らないよう守る役割がありますが、ベビーの皮膚は大人の皮膚の1/2の薄さ。そのため、バリア機能の働きが弱く、ちょっとした刺激にも敏感になってしまうのです。

保湿する理由 その2角層がもろくて傷つきやすいから

ベビーは角層の構造自体が未熟。細胞間脂質や自然の保湿因子といった、本来、皮膚に備わっているバリア機能が大人に比べると少ないので、どうしてももろくなってしまいます。おむつ替えや授乳のあとなどに肌をゴシゴシするだけで傷つきます。すると、空気中のウイルスや細菌が傷ついた皮膚から体内に入りやすい状態になり、肌トラブルの原因に。

保湿する理由 その3皮脂量が少なくてカサつきやすいから

皮脂には、外の刺激から肌を守る「膜」のような働きがあり、皮膚にとっては必要不可欠なもの。生後1~2カ月ごろのベビーはホルモンの影響で皮脂分泌が盛んですが、3カ月~10歳ごろまで皮脂量は減少していきます。そのため、「膜」が薄くなった皮膚から肌の内側の水分が蒸発して、皮膚が乾燥しやすくなるのです。

From Dr. 秋冬は室内の温度調節や着るものにも配慮しましょう

1年のなかで秋冬はいちばん湿度が下がって乾燥する時期。そのうえ、暖房器具によって室内の空気はカラカラに。乾燥は肌のバリア機能を下げるので適切な温度調節が必要です。室温は少し低めの20~22度、湿度は60%以内を保って室内を乾燥させないよう、加湿器をじょうずに使って調節を。着るものは皮膚を傷つけない肌ざわりのいいものを。汗っかきの子どもは大人より1枚少なめを目安にするといいでしょう。

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肌のバリア機能が低下する秋冬は、とくにスキンケアを念入りにしたいもの。保湿剤を塗るときは、ママの手も清潔に。また、手荒れで赤ちゃんの肌を傷つけないように気をつけて。ママも一緒にケアしてプルプル肌を目指しましょう♪

撮影/(Lesson2)鈴木江実子 文/片桐理恵

※この記事は『Baby-mo2014秋冬号』より加筆・再編集したものです。

監修
加藤さき子先生
高野医科クリニック副院長
1984年日本医科大学卒業。同大学日本医科大学付属病院皮膚科助手、複数のクリニック勤務などを経て、2003年から現職。日本皮膚科学会認定専門医。葛飾区にあるクリニックは、アトピー性皮膚炎をはじめとした肌トラブルの診療やスキンケアの指導が評判で、幅広い年齢層の患者でにぎわっています。

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