刺し身などのなまもの、ハムなどの加工食品・・・妊婦は食べても大丈夫?

コラム
公開日:2014/09/08
刺し身などのなまもの、ハムなどの加工食品・・・妊婦は食べても大丈夫?

妊娠中に「これって食べていいのかな?」と気になる食べ物はいろいろとありますが、そのうち何かと気になる「なまもの」と生ハム、白カビチーズなどの非加熱の加工品について詳しくさぐってみましょう。

なまものは、鮮度がよくても油断禁物!

刺し身や寿司、特に生のサバやアジ、イワシ、サンマなどにはアニキサスと呼ばれる寄生虫、加熱が不十分な肉からはトキソプラズマや腸管出血性大腸菌O-157に感染するリスクがあります。生卵もサルモネラ菌がいる可能性があり、注意が必要です。

刺し身、寿司

刺3

刺し身や寿司は、妊娠中は避けるのが無難です。アニキサスは冷凍処理すれば、感染力を失うので、店頭で買う場合は「解凍」と表示されているものを選ぶのも手です。

ローストビーフ、タタキ、レアステーキなど

_KS00694

生や半生の肉は、トキソプラズマやO-157が心配なので避けましょう。ステーキを食べるなら、レアやミディアムレアではなく、ウェルダンで。トキソプラズマは筋肉中に入り込んでいることもあるので、中心まで確実に火を通すこと。

生卵

007

卵の殻に付着したサルモネラ菌から感染する可能性があるので、生卵は控えたほうが無難。加熱すれば問題ありませんが、調理で卵をさわったあとは、きちんと手を洗いましょう。

非加熱の加工品は、食べ方に工夫が必要

食中毒菌の一種であるリステリア菌が心配されます。リステリア菌に感染すると胎盤を通じて胎児に感染する恐れがあり、流・早産を引き起こす危険性も。スモークサーモン、生ハム、チーズ以外に、パテも要注意です。

スモークサーモン

_KS00683

リステリア菌は70~75度で加熱すれば死滅するので、そのまま食べるのではなく、ピザやパスタに入れるなど、加熱調理すればOK。

生ハム

_KS00604

スモークサーモンと同様、加熱して食べたほうが無難。ハムやウインナーについても、ゆでこぼすことで食品添加物を減らせます。

ナチュラルチーズ

_KS00706

白かびのカマンベールチーズや青かびのチーズは要注意。ただし加熱すればOKなので、ピザやパスタに入っているものは食べても大丈夫。加熱殺菌してある「プロセスチーズ」は、加熱せずに食べても問題ありません。

トロリとした食感がおいしいなまものですが、免疫力が落ちる妊娠中は避けるほうが無難。食べるときは「しっかり加熱」がポイントです!

お話/愛育病院 栄養科科長
山本妙子先生
※情報は掲載時のものです。

あなたにおすすめ

注目コラム