赤ちゃんの夏の病気「ヘルパンギーナ」ってどんな病気?

コラム
公開日:2014/08/16
赤ちゃんの夏の病気「ヘルパンギーナ」ってどんな病気?

赤ちゃんが夏にかかる病気といえば、ヘルパンギーナ。のどの痛みがつらいので、おっぱいやミルク、唾液さえ飲み込むことができず、よだれが多くなったり、吐いてしまうことも。ご機嫌も悪くなるので、ようすを見ておかしいなと思ったら、早めに受診しましょう。

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どんな病気?

主に夏から秋の初めに流行

手足口病と同じウイルスの病気です。ウイルスの型がいくつもあるので、何度もかかることもあります。冬にもみられますが、主に夏から秋の初めに、乳幼児の間でよく流行します。

どんな症状?

 発熱・のどの痛み・口の中の水疱

39〜40度の発熱、のどの痛み、上あごの粘膜の水泡が主な症状です。扁桃腺の周囲が真っ赤になり、小さな水泡が数個〜数十個見つかります。水泡ができずにのどが赤くなるだけの場合もあります。

 口の中のカイヨウが痛い

水泡は2〜3日で2〜3㎜の大きさになってつぶれ、黄色っぽいカイヨウになります。カイヨウがしみて痛むので、赤ちゃんは不機嫌になります。唾液を飲み込むことができず、よだれが多くなったり、吐きやすくなることも。熱は2〜3日で下がりますが、のどの痛みはさらに2〜3日続きます。

ときには合併症も

軽い病気ですが、ときに髄膜炎や心筋炎を起こすことがあるので、嘔吐、頭痛、元気がない、ぐったりするなどの症状が見られたら、時間外でも至急、小児科の診察を受けましょう。

どんな治療をする?

 基本は対症療法

数日で熱は下がってよくなりますが、のどの痛みがつらいので、脱水症にならないように水分はしっかりとらせ、食事はできるだけのどごしのいいものを工夫します。水分をまったく受けつけないときは受診して、点滴で水分補給してもらいましょう。熱がつらいときには解熱剤を処方してもらえば、一時的にのどの痛みもやわらぎます。

症状が落ち着いたら登園もOK

症状が消えたあとも、唾液や便などからウイルスが排出されます。症状が出ていない子も感染源になりますので、症状が出た子だけを登園・登校禁止にしても集団感染はコントロールできません。ですから、症状が落ち着けば、登園・登校はかまいませんが、症状の変化には注意をはらってください。

お話/はらこどもクリニック院長
原 朋邦先生
熊本大学医学部卒業、同大学院研究科修了。関東中央病院、東京大学医科学研究所、熊本大学医学部助手、国立西埼玉中央病院小児科医長などをへて、埼玉県所沢市にて開業。
出典:『赤ちゃんの病気大全科』
※情報は掲載時のものです。

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