卒乳の仕方と時期?胸のケア方法と先輩ママ体験談【医師監修】

 専門家監修 公開日:2015/05/01
卒乳の仕方と時期?胸のケア方法と先輩ママ体験談【医師監修】
監修
米山万里枝先生
東京医療保健大学大学院医療保健学研究科 教授

赤ちゃんから幼児への成長の1つの大きなステップアップである卒乳。その日はいつか必ずやってきます。具体的にはいつ、どうやって卒乳したらいいの? ママの疑問をスッキリ解消します!

先輩ママアンケート!卒乳した時期はいつ?

卒乳した時期はいつ?

実際に卒乳を経験した先輩ママにアンケートを取ったところ、卒乳をした時期は、1才〜1才3カ月が約4割と、圧倒的多数でした!対して、0才代での卒乳は約3分の1。早めの卒乳は、ママが病気になった、母乳量が少なかったなどの事情が目立ちました。

それでは、次に先輩ママの卒乳のきっかけについて見てみましょう。

先輩ママ200人の卒乳の理由ときっかけTOP10

育児誌「Baby-mo」の先輩ママたち200人に卒乳のきっかけを質問してみました。1位から10位までの結果と先生のコメントを合わせてご紹介します。

1位 「授乳がつらい」と思えてきた

「夜中に起きるたび、添い乳がつらい」「もう出ていないのに吸われるのがイヤ」など、ママが授乳を負担に思うことは、そろそろ卒乳のサイン。栄養面での役割を終えている時期なら卒乳計画を。

2位 ママの職場復帰を機に

職場復帰のために卒乳しなければと思うママも多いようですが、勤務中はトイレなどでしぼって、帰宅後に母乳をあげることもできます。とくに月齢が低い場合は、栄養面を考えても続ける工夫を。

3位 子どもがおっぱいを欲しがらなくなってきた

上記の「卒乳する条件」を満たしていれば、赤ちゃんからの自立と考えられ、理想的。ただテレビの音などで集中できず欲しがらなくなる場合も。その場合は授乳環境を見直して。

4位 乳首をかまれて痛い

乳首をかまれて傷ができると、そこから細菌が侵入し、乳腺炎になることも。ある程度の月齢で、離乳食が順調に進んでいれば、これも卒乳の立派なきっかけといえます。

5位 添い乳による虫歯が心配

母乳に含まれる乳糖だけでは、虫歯の原因にはなりません。ただし、食べカスが口の中に残った状態で母乳を飲むと、乳糖が歯垢に付着して虫歯に。寝る前の歯みがきを習慣にしましょう。

6位 2人目が欲しい、2人目妊娠

授乳中は生理が再開しないママもいますし、乳首を吸われると子宮が収縮し、流・早産の原因になることが。ハグや抱っこなど、授乳に代わって安心することを見つけて卒乳することが理想です。

7位 ママが薬を服用するため

病気を治すことが最優先。一定期間の服用なら搾乳して授乳を続けることも可能。

8位 「1才の誕生日ごろ」と思っていた

1才になったからやめるべきということはありませんが、「1才をきっかけに」と考えるママも多く、一つの目安にしても。

9位 「おっぱい」を理解する前に

赤ちゃんには心の準備ができていない「断乳」に近いので、おっぱいに代わるスキンシップがあるといいですね。

10位 おっぱいに執着して離乳食をあまり食べないので

離乳食よりおっぱいを飲むほうがラクなのかも。離乳食のスプーンを替えるなど、試してみては。

卒乳はいつ?時期の目安とタイミング

授乳はママと赤ちゃんの幸せタイム。一昔前は「断乳」という言葉が使われていましたが、最近は、赤ちゃんがおっぱいや哺乳びんから自然に離れていく “卒乳”を目指したいというママがふえています。でも、そんな日は本当にくるのでしょうか?
「今日から絶対にあげない!と決めて“断乳”に近い方法をとるママも多いようですが、自然の流れに沿って、ある程度は計画を立てて行うとスムーズに卒乳できるんですよ」と米山先生。

いつまでに卒業するといいの?

A. 決まりはナシ!目安は1才半~2才ごろ

卒乳をいつにするかは、ママと赤ちゃん次第。おっぱいに十分満足して赤ちゃんから卒業するのが理想的ですが、夜の授乳がつらいなど、ママの負担を理由に卒乳を考えてもOK。赤ちゃんが自分から卒乳する場合、多いのは1才半ごろ。大切なのは、卒乳は周囲の人に言われてするものではないということ。授乳タイムを大切にしたいなら続けてもいいし、負担に思うならやめてもよく、いずれにしても、親子でハッピーな卒乳を!

卒乳の時期の目安は?

A. 離乳食を1日3回食べるようになっていればOK

「離乳食を1日3回食べるようになっていれば、栄養源は母乳やミルクから食べ物に移行しているので、卒乳は自然の流れ。授乳回数とともに母乳の分泌も減っているでしょうから、卒乳してもおっぱいのトラブルは起こりにくいはずです」
赤ちゃんにとって精神安定剤になっているからやめられない、というママもいますが、「乳離れできていないのは、実はママのほう」という場合も。
「おっぱいに限らず、遊んだりハグしたりなど、授乳に代わるスキンシップでも赤ちゃんは十分に満足できるはず。卒乳は、赤ちゃんの成長を見直すきっかけにもなります。『何才までに』とは決まっていないので、母子ともにおっぱいを満喫して、卒乳を迎えてくださいね」 

卒乳・断乳はいつ、どのタイミングで? 失敗しないコツは?「私の卒乳体験談」
卒乳・断乳はいつ、どのタイミングで? 失敗しないコツは?「私の卒乳体験談」
「1歳を過ぎたら」「離乳食を1日3回、ちゃんと食べるようになったら」などの目安がある卒乳のタイミングですが、その方法や時期は千差万別。親子の数だけさまざまなパターンがあります。ここでは、1歳の誕生日前後に卒乳を決行、失敗をへて再チャレンジしたママの卒乳体験談をご紹介! これから卒乳を考えているお母さんへの専門家のアドバイスとあわせて参考にしてください。
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卒乳する前のチェックポイント

☑おっぱい、ミルクに代わる栄養がとれている

★栄養は1日3回の離乳食から 
★水分はコップ、ストローを使って

離乳食を1日3回食べるようになり、母乳やミルク以外のもので栄養がしっかりとれていることが、卒乳の絶対条件。コップやストローから水分を飲めることも重要です。卒乳できそうなタイミングを探して、授乳時間や回数を減らしていく計画を立てましょう。 

☑ママも赤ちゃんも心の準備ができている

★ママが「もういいかな」と思っている 
★おっぱいに代わるスキンシップがある

ママの「もう十分」「授乳がつらい」という気持ちも、立派な卒乳のサイン。赤ちゃんもおっぱいだけが精神安定剤ではありません。親子で体を使って遊んだり、絵本でコミュニケーションをとることも安心につながります。上の2つがOKなら卒乳しても。

☑おっぱいの分泌、赤ちゃんの飲む量が減ってきている

離乳食の量がふえ、母乳を飲む量が減ってきていれば、それはまさに卒乳のサイン。反対に、おっぱいがパンパンで赤ちゃんもごくごく飲んでいる状態なら、意識して量、回数を減らしていかないと、母子ともに大変な卒乳になってしまいます。

先輩ママの卒乳方法と体験談[医師コメント付き]

みんな卒乳はどんな方法で実行しているの? ベビモ先輩ママに多かった方法&先生に教わったベーシックな卒乳方法を紹介します!

1.最後にたくさん飲ませて授乳をやめる

[実践したママの体験談]

泣き疲れて寝ることを1~2週間繰り返した

1才4カ月のとき、授乳を続けるとむし歯になると歯科衛生士に言われ、卒乳を決めました。あやす人が多いほうがいいと思い、実家に泊まった日に決行。夜7時にたっぷり授乳したのを最後にやめました。数日は、大泣き→泣き疲れて寝ることの繰り返し。でも、1〜2週間でコロッと寝るようになり、おっぱいも2週間ぐらいで出なくなりました。

米山先生コメント

最後にたっぷりおっぱいを飲ませて卒乳したいというママの気持ちを考えるといちばんいい方法ですが、母乳の分泌量が多い人は、急に卒乳すると乳房がパンパンに張ることもあるので、体調に合わせて考えて。

2.ミルクの割合を増やし、母乳を減らす

[実践したママの体験談]

母乳不足でミルク混合。8ヶ月でおっぱいを終了。

産後すぐから母乳不足で、ミルク混合に。母乳をできるだけ飲ませたかったので、8カ月までは少量でもおっぱいをあげていました。卒乳を決めてからはおっぱいから直接飲ませるのをやめ、母乳をしぼって哺乳びんで飲ませ、徐々にミルクに代えていきました。ふだんから授乳以外のスキンシップも心がけていたせいか、あっさり卒乳。

米山先生コメント

卒乳というのは、本来はミルクもやめることを言います。少しでも出ている母乳をミルクに移行するのは残念ですし、できれば母乳を続けてほしいのですが、体調や仕事の都合でこういう方法をとるママも。

3.「おっぱいバイバイね」などと言い聞かせる

[実践したママの体験談]

バイバイした翌日から、涙目でがまんしてくれました。

長女が2才9カ月のとき、長男を妊娠していることがわかって卒乳することに。産院でいっしょに超音波写真を見るうちに、おなかに赤ちゃんがいることも理解したみたいでした。「赤ちゃんのごはんが足りなくなっちゃうから、おっぱいバイバイしようね」と言うと、「うん」と悲しそうにおっぱいを吸い、翌日からがまんしてくれました。

米山先生コメント

これは言葉がある程度通じる1才ごろから、効果があるでしょう。また、「へのへのもへじ」などおっぱいにかき、それに向かって「バイバイ」するのも、「今までのおっぱいとは違う」と認識させやすい方法です。

4.子どものほうから飲まなくなった

[実践したママの体験談]

飲む時間が減り、そのうちほしがらなくなりました

ずっとおっぱいとミルク混合でやってきて、おっぱいは夕方と寝る前にあげていました。でも、11カ月になっておっぱいを飲む時間が減ってきて、だんだんおっぱいをほしがらなくなり、自分から卒乳してしまいました。卒乳後、乳腺炎になってしまい、息子に無理に飲んでもらって治しました。その後は入浴のたび、おっぱいマッサージ。まだ卒乳しようと思っていなかったので、息子がおっぱいをほしがらなくなったのがさびしいです。

米山先生コメント

1才半ぐらいになると、自分の意思でおっぱいをやめる赤ちゃんもいて、これは成長の証しです。ただ、低月齢で飲まなくなるのは、乳房トラブルや飲ませ方の問題などから、母乳が出にくくなっている可能性が。

5.乳房にばんそう膏を 張ったり絵をかいたり

[実践したママの体験談]

ばんそう膏を張り、 「パイパイ、 タイタイ」と言い聞かせ

長男には1才半まで授乳し卒乳が大変だったので、次男は9カ月で卒乳しようと決めていました。卒乳の日、乳房にばんそう膏を張り、「ママ、パイパイ、タイタイ(痛い痛い)」と言い聞かせました。最初、体の上に乗ってきておっぱいを探し、そのうちグズグズ泣きだすような日が3日続きました。でも、それ以降はすっかりおっぱいを忘れた様子。長男は卒乳のとき自分から「ママ、オッパイ、バイバイ」と言ってくれ、私が大泣きしてしまいました。

米山先生コメント

「おっぱいがいつもと違う」と認識させる手段としてはいいのですが、おっぱいは赤ちゃんにとって大好きなもの。恐怖心を与える絵やマイナスイメージで終わらせず、できればいい印象のまま卒乳させてあげたいですね。

6.からしやわさびを乳首に塗る

[実践したママの体験談]

おっぱいをあげないと大泣き。最後はわさびを塗って卒乳

1才半健診でむし歯になりかけている歯があり、夜中の授乳が原因だと言われ卒乳することに。日中はおっぱいを飲まなくても平気だったのですが、夜になるとおっぱいをほしがって大泣き。毎日毎日夜泣きがひどく、私もパパもゲッソリ。「また夜が来た」と思うようになり、ついに、乳首にわさびを塗って卒乳。卒乳後は夜泣きも減りましたが、たまに夜中に目を覚ますと、私が寝ている間に息子がおっぱいを吸った形跡が……。卒乳失敗!?

米山先生コメント

赤ちゃんがイヤがるという意味では効果的ですが、大好きだったおっぱいを、赤ちゃんが嫌いになったまま卒乳するのは、できるだけ避けたいですね。ここまでしないと卒乳できないのは、まだ時期尚早とも考えられます。

おすすめの卒乳方法と計画的な進め方

卒乳の方法は、赤ちゃんの個性やママの事情などによっていろんなパターンがあります。今回お伝えする卒乳方法はベーシックなものですが、あくまで一例で、期間も目安です。赤ちゃんとママの状況に合わせて、できるだけムリのない方法で進めましょう。

手順1.卒乳計画を立てる

まずは手順4「3日間与えない日」をいつにするか決めましょう。この3日間は、パパ(またはおじいちゃん、おばあちゃん)の協力が不可欠。協力してもらえる日をあらかじめ確認しておき(予備日もつくる)、逆算しましょう。

手順2.飲ませる時間を短くしていく

これまでは毎回10分間飲ませていたおっぱいを8分に、翌日は6分に……など、飲む時間を短く切り上げます。時間を短くすることで飲む量を自然に減らすことができますし、母乳の分泌量も少しずつ減らすことができます。

手順3.飲ませる回数を減らしていく

飲ませる時間を短くしても平気そうだったら、回数も減らしてみます。夜よりも昼間から減らすほうがいいですね。おっぱいをほしがって泣いたら、おやつを少しだけあげる、お茶などを飲ませる、お出かけする、あやすなど気分転換を。

※ワンポイントアドバイス!

子守歌など母乳に頼らない寝かしつけ、十分な外遊びのほか、生活リズムを整えて卒乳を迎えるとラク。

手順4.思い切って、3日間母乳を与えない

いよいよ勝負のとき!「3日3晩泣きどおし」なんていう子もいますが、この3日間を乗り切ると拍子抜けするくらい赤ちゃんはおっぱいに見向きもしなくなることが多いのです。哺乳びんも使わず、なんとか乗り切って!

手順5.ママの体をケアする

3日間を乗り越えたら、もう母乳の出番は終了です。3日間たまっていた母乳を排乳し、乳管の詰まりをとります。さらに5日〜1週間母乳をためてから、また排乳。これを3〜4回繰り返せば、母子ともに卒乳は完了です。
分泌を少しずつ減らしていたママは負担が少ないと思いますが、しっかりその後のおっぱいケアをしてあげて。お疲れさまでした!

祝 卒乳!…のはず

卒乳後のケアと注意点

ママとベビーにとってメモリアルな卒乳の日を迎えても、いきなりママの体がおっぱい製造をやめるわけではありません。おっぱいケアとともに、ベビーの不安な心もケアしましょう。

ポイント1.食事

カロリーが高いものや脂肪分が多いものは避ける

卒乳しても、急に母乳分泌が止まるわけではありません。高カロリー&高脂肪食品をとると、乳腺が詰まり乳腺炎になりやすくなります。また、水分をたくさんとると母乳が分泌されやすいので、卒乳後数日は控えめに。アルコール解禁も、母乳の分泌が止まるまで待って。

ポイント2.運動・入浴

母乳分泌の多い人は控えて

徐々に母乳分泌を抑えて卒乳した人は、初日のみお風呂は控える程度でかまいませんが、分泌量が多いまま卒乳した人は、運動や入浴で血液の循環がよくなり乳房が張りやすくなります。激しい運動は控え、お風呂はシャワーだけにするなど、しばらく様子を見ましょう。

ポイント3.下着

卒乳後しばらくは締めつけないものを

「卒乳後、垂れてしぼんでしまいそうなおっぱいを早くなんとかしたい!」というのがママの心情。でも、母乳分泌がまだあるうちに胸を締めつけると乳腺炎の原因にも。母乳分泌が完全に止まってもサイズが妊娠前に戻るわけではないので、もう一度バストを測り直して、正しいサイズを選びましょう。

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ポイント4.ベビーの心のケア

卒乳によってできた心の空白を、別のかたちで満たしてあげて

赤ちゃんがおっぱいをほしがるのは、栄養だけでなく安心感を求めるという精神的理由も大きいもの。授乳はおっぱいを通じた親子のコミュニケーションです。ですから、卒乳したら積極的にスキンシップをしたり、たくさん話しかけてあげたり、いっしょに遊んだり、別のかたちでコミュニケーションをたくさんとって、赤ちゃんを安心させてあげることが大切です。

ポイント5.おっぱいケア

卒乳より大変だったというママも!

卒乳で3日間授乳しないことで、「これ以上母乳はいらない」と脳が認識するサインに。この時期に胸が張ってつらいからとたくさんしぼると、再び分泌してしまいます。排乳のためのおっぱいのしぼり加減は個人差もありむずかしいので、専門家のおっぱいケアを受けるのもおすすめ。

卒乳後のおっぱいケアの仕方

おっぱいケアのポイント「乳腺の詰まりを取る方法」

ステップ1

おっぱいを片手で支え、もう片方の親指とひとさし指を乳輪の境目に直角に当てます。指3本のほうがやりやすければ、3本でもOK。

ステップ2

そのまま、まず乳首を軽く押し込みます。痛みを感じない程度の強さで、あまり強く押す必要はありません。

ステップ3

指先でしぼるように乳首をそっと引っ張ります。角度を変え、左右の乳首で2〜3回ずつ。乳首がやわらかくなったら、もみほぐします。

卒乳に関するよくある悩み

9カ月で卒乳したけど、栄養は離乳食で大丈夫?(10カ月)

A.これはケースバイケース。栄養やカロリーなど、この月齢で必要なものが離乳食でとれているならば問題ありません。できるだけ離乳食で補いたいのですが、栄養が足りないのであれば、ステップアップミルクを使う手も。

卒乳したら(ママの)体重が増えてしまった(1才3カ月)

A.授乳は1回60〜70キロカロリーぐらい消費するといいます。特に、授乳回数が多かったママは、卒乳前と食事量が変わらないなら増えるのも当然です。子どもと体を使って遊ぶなど、今後は運動エネルギーとして消費を!

卒乳すると赤ちゃんが精神的に成長するって本当?(1才8ヶ月)

A.卒乳したから成長するのではなく、精神的に成長したから、卒乳できるのです。だから、おっぱいの代わりのものでがまんできるし、言い聞かせも通用するのです。

卒乳して2カ月たちましたが、生理が戻りません(1才7カ月)

A.授乳中でも生理がくる人もいますし、卒乳後数カ月生理が戻らない人もいます。卒乳後2カ月なら、まだ心配する必要はありません。ときに、産後、生理を見ないまま次の妊娠をしているママも。気になる場合、受診してみて。

2人目妊娠で卒乳。おっぱいマッサージをすると子宮が刺激されませんか?(1才6ヶ月)

A.卒乳によって乳房が炎症を起こしていなければマッサージの必要はありません。ただ、素人判断はむずかしいので、おっぱいの分泌が多く胸の張りが強いようであれば、専門家に相談を。

それでも、卒乳がうまくいかないときには・・・

あせらずあわてず。タイミングを待ち、「ハッピー卒乳」を!

卒乳失敗は、ママとベビーにとって、まだ心と体の準備ができていないということ。なかには卒乳しないといけない事情を抱えている人もいるかもしれませんが、可能なら、あせらずベビーとママがすんなり卒乳できるタイミングを待ってみましょう。悲しい「バイバイ」でなく、成長を喜べる「ハッピー卒乳」を目指しましょう!

卒乳体験談『2児ママ・Baby-mo編集部・Iさんの怒涛の卒乳3日間をプレイバック!』

短期集中で卒乳するなら、パパが協力できる大型連休が狙い目と聞き、Baby-mo編集部のIさんもお正月休みに挑戦しました。果たしてそれが正しかったのか否か・・・。1日の過ごし方を振り返り、米山先生がジャッジします。

(第1子の場合)春の職場復帰前に駆け込み!お正月の起床中にスパルタ卒乳!

卒乳基本データ

いくつの時?

A.1才2ヶ月

飲む量・回数は?

A.完全母乳。昼間の授乳はなし、夜泣きのときだけ授乳

卒乳のきっかけは?

A.4月の育休復帰に向けて

離乳食は?

A.好き嫌いも無く順調。3回食

性格は?

A.おっとり・素直

卒乳1日目

昼:パパ・ママ・ベビーでほのぼの家族団らん
パパの実家に帰省し、日中は家の中でおじいちゃん、おばあちゃんに遊んでもらい長男も終始ご機嫌。いつもと違う場所にテンションUP

夜:夜泣きはパパが対応!ママは別室で姿を隠す作戦
ママを見るとおっぱいを求めてしまうので、この晩から夜泣きを全てパパがお世話。一晩中、抱っこしてあやしてくれました。

卒乳1日目への米山先生コメント

「⚪」
パパも一緒に儀式を乗り越えるのは良いことです。作戦会議からぜひパパにも参加してもらいましょう。帰省して、「生活リズムと環境を変える」というのが大事なんですよ。

卒乳2日目

昼:早くもママの心が折れかける・・・
おっぱいを探そうとする長男の姿がかわいそうになり、ついついパパに隠れて「コレが最後・・・」と聞かせて授乳してしまう。

夜:引き続き、ママは姿を隠すでギャン泣き!
昨晩同様。夜泣きは全てパパが対応。昼間の授乳のせいかなと、ママ少し反省・・・。長男も流石に泣き疲れ早めにふて寝。

卒乳2日目への米山先生コメント

「✕」

泣き疲れて寝るのはちょっとかわいそう・・・。ママの色々な事情があって急いでいるのかもしれないけれど、未だ時期尚早という印象が。隠れてあげてしまうなど、ママの気持ちが追いついていない場合は、慌てて決行しなくても良いかもしれません。

卒乳3日目

昼:ご飯の美味しさに目覚めた長男
この日から急激に食欲旺盛に!おっぱいには目もくれず、食べ続ける姿にママが少し寂しい気分になるほど・・・。

夜:ギャン泣きすること無く卒乳成功!
お腹が満たされているせいもあるのか、ぐっすり熟睡。明け方には一度夜泣きするも1分ほどで寝てくれてパパママ感動!

第1子の卒乳へのママコメント

「△」
当初は3日間で出来るのか不安でしたか、パパと長男のおかげでなんとか成功してびっくり!おもったよりもあっけない卒乳にママが拍子抜け。嬉しいような寂しいような・・・。

第1子の卒乳への米山先生の総括コメント

結果的に成功しましたが、タイミング的にはまだ早かった可能性も。3日間で成功した要因は、やはり「パパが参加」「いつもと環境の違う実家」だったこと。昼間の生活リズムがあまり普段と変わらないことは改善点ですね。夜泣きで疲れて寝てしまうよりかは、思いっきり遊ばせたり、夜食をあげてみたり。夜ぐっすり寝られるように誘導してあげることが大事ですよ。

(第2子の場合)年末年始でチャレンジするも、ママの気持ち的に挫折。ゴールデンウィークで再チャレンジ!

卒乳基本データ

いくつの時?

A. 1才7ヶ月

飲む量・回数は?

A. 完全母乳。10回以上。昼も夜も一日中

卒乳のきっかけは?

A. ごはんをあまりにも食べず、保育士さんにも卒乳をすすめられたため

離乳食は?

A. まったく食べず、ほぼ母乳のみ。

性格は?

自己主張強め。頑固!

卒乳1回目

長男同様お正月休みに卒乳計画実行するも・・・失敗!
次男の粘り強くギャン泣きする姿と、末っ子育児にありがちな「この授乳が本当に最後かもしれない」という気持ちにママが根負け。

卒乳1回目への米山先生コメント

「✕」
ママ自身が「卒乳」という儀式を受け入れる準備ができていませんね。仕事の事情で仕方なく急ぐ場合もあるとは思いますが、少しでも心残りなら延期しても良いかもしれません。

リベンジ卒乳1日目

昼:外遊びに集中させて、おっぱいを忘れさせる作戦
パパが兄弟を恐竜展や博物館につれていき、思いっきり外で遊ばせた。楽しさでおっぱいを忘れたのか欲しがろうともせず。

夜:気分転換にママの実家にお泊り
いつもと環境を変えるために、おばあちゃんの家へ。夜はギャン泣きを覚悟していたものの、なんと1日目にして朝までぐっすり!

リベンジ卒乳1日目への米山先生コメント

「⚪」
「楽しい刺激で疲れさせる」というのは、昼間の過ごし方として理想的!ただ、ママのほうが「おっぱい卒業」の覚悟が出来ていない様子が伺えますね。

リベンジ卒乳2日目

昼:公園で外遊び。とにかくおっぱいを忘れさせる!
次男が飽きるまで、ブランコ→すべり台→アスレチック→砂遊びのコースを付き合う。またもや、楽しさでおっぱいを忘れて欲しがらず。

夜:この日も夜泣きせず、あっさり卒乳成功!
この日はさすがに疲れたのか一度も起きずに熟睡。寝かしつけも簡単で、おっぱいをさわりながら自然と寝てくれました。

第2子の卒乳へのママコメント

「⚪」
卒乳後、半年以上経ってもおっぱいが大好きな次男。なにかと洋服の中に入って触れようとします。卒乳の時期がまだ早かったせいなのか、愛情が足りていないのか少し不安です。

第2子の卒乳への米山先生の総括コメント

第1子の時の経験を活かして、昼間の生活をガラリと変えたのが成功の要因でしたね。2日間でズバッとやめられたということは、実は次男くんの方は精神的には準備できていたということかもしれません。おっぱいが好きということは、それだけママが美味しい母乳をあげられていたという証拠。また、ママの胸元が居心地いいということでもあります。親子の関係に自身を持っていいですよ。

イラスト/久保田紗代

出典 :Baby-mo2017-2018年冬春号※情報は掲載時のものです

監修
米山万里枝先生
東京医療保健大学大学院医療保健学研究科 教授
助産師として多くの出産に立ち会い、母乳育児の指導を行う。おっぱい・ミルク全般、母体の健康など幅広い知識があり、授乳、卒乳のエキスパートとして研究、講師などを積極的に行っている。

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