赤ちゃんのコップ飲みはいつから?練習のコツと注意点を教えます

 専門家監修 公開日:2015/07/27
赤ちゃんのコップ飲みはいつから?練習のコツと注意点を教えます
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

離乳食も進んでいくと、次に気になるのが、コップを使った飲み方。月齢に合わせて3stepで進めるのがオススメ! 先輩ママたちが体験談をもとにコツを教えてくれました。『スプーンに慣れてきてから』が目安です。

コップ飲みはいつから始める?

7〜8カ月ごろのモグモグ期、スプーンで飲むことにも慣れて、唇を上下に閉じて離乳食が食べられるようになったらコップの練習をスタートしてみましょう。赤ちゃんにとって、コップのふちを唇ではさんだり、上唇で吸うように飲む量をコントロールするのは至難のワザ。うまく飲めないことも多いのですが、浅めの容器に少量だけ白湯やお茶を入れて、気長にチャレンジしてみて。

最初は、ひと口分を口に入れてはゴックン……の1回飲みですが、スタートして1~2カ月すれば連続してゴクゴク……と飲めるようになります。

最初はこんなコップや器がおすすめ

おちょこ・浅くて口が広がった杯

 

深くて大きな器だと、鼻や顔が器に隠れてしまうようで、こわさを感じる赤ちゃんも。特に、コップ飲みの練習を始めるころは、浅くて、口が広がった杯などがおすすめです。

ヤクルトの容器

 

プラスチック製の容器は軽くて、赤ちゃんの小さな手でも持てる大きさ。落として壊れる心配もありません。入浴中に遊びながら練習しても◎。

ベビー用の小ぶりな湯飲み

 

コップのふちを唇ではさむ練習をするときは、ふちが薄くて、唇へのあたりもやさしい、ベビー用の小ぶりな湯のみなどをチョイス。

スパウトってどう取り入れれば?

苦手な赤ちゃんもいるので、使えなくても問題なし  乳首とストロー飲みの間で使うといいとされていますが、形とかたさが苦手な子も。スパウトが苦手でも、ストローやコップは使えるようになるので、無理に練習しなくても大丈夫。

【3ステップ】コップ飲み練習法

STEP1.まずはスプーンで飲み物を飲むことに慣れよう

【目安:5〜6カ月ごろ(ゴックン期)】

こぼさずに飲み込むように、唇を閉じる練習を

スプーンで軽く下唇にふれると口を開けるので、スプーンを水平に置きます。すると自然に上唇がおりてきて飲み物を取り込もうとします。そしたらスプーンをゆっくり引き抜きます。上手にゴックンできるようになったらStep2へ。

 スプーンは先端ではなく、サイドのふちを使うのがポイント。ママが流し入れなくても赤ちゃん自身で取り込めるように、スプーンを傾けすぎないように注意しましょう。

STEP2.おちょこなどの小さな器で飲んでみる

【目安:7〜8カ月ごろ(モグモグ期)】 

器に合わせて上唇の位置を変えることをマスター

スプーンに慣れてきたら、おちょこなどの容器に飲み物を入れて、容器の深さに合わせて上唇の位置を変えることを覚えさせましょう。スプーンと同じように最初はママが流し入れますが、少しずつ赤ちゃん自身で吸い込めるようになります。鼻や顔が隠れない浅めのこんな容器がおすすめ。透明なものだと、ママの顔も見えて安心。

STEP3.いよいよコップのふちを唇ではさんで飲んでみる

【目安:9〜11カ月ごろ(カミカミ期)】 

 
上唇で飲み物を止め、飲む量を調節できるように

コップのふちを下唇に軽くのせて、コップを傾けてあげると、上唇で飲み物を止め、1回の量を調節しながら飲めるように。慣れてくれると、自分の手でしっかりコップを持って、連続でゴクゴク飲めるようになります。赤ちゃんにコップを持たせるときは、軽くて、取っ手つきのものがおすすめ。

コップ練習で飲みやすい量とは?

Q.コップにどれくらいの量を入れると飲みやすいですか?

A.底の浅い容器に、ほんの少しの量を

 

練習を始めたばかりのころは、底の深い容器だと飲みにくいので、底の浅い容器に数口分のほんの少量だけ飲み物を入れてあげましょう。最後まで飲めたという満足感も得やすいようです。親が手を添えてあげるなら、コップに半分くらいまで飲み物を入れてもOK。

飲むときの姿勢は?

Q.あごを上げて飲む姿勢が身につかず、最後まで飲めないんですが…… 

A.あごを引いて下向きに飲ませましょう

あごを引いて下を向かせるのが正しい姿勢です。深い容器であごを上げて飲ませると、飲み物が鼻にふれる感じがしたり、視界が遮られたりして赤ちゃんはこわさを感じるのです。底の浅い小さめの容器に、少しの量を入れてあげると最後まで飲みやすいでしょう。

コップのふちを噛む赤ちゃん、どうしたらいい?

Q.コップのふちをガジガジかんでしまって、飲もうとしません 

A.禁止しないで、やらせてあげて

何でもかみたい時期はどんな赤ちゃんでもありますよね。かむことはとても大事な行為。禁止しないでやらせてあげて。1才〜1才半になると自然に飲めるようになるので、それまでは気長につきあってあげましょう。

ストロー飲みの練習について

Q.コップとストロー、どちらを先にすすめるといいですか? 

A.スプーン→コップの流れが自然ですが…

発達の順序を考えると、乳首→スプーン→コップの流れが自然ですが、ストローのほうが先に使えるようになったという赤ちゃんも多いよう。とはいえ、ストローは赤ちゃん時代に上手に使えなくてもまったく問題ありません。

先輩ママのコップ飲み練習体験談

お風呂に入りながらコップの練習。こぼしてもイライラしません

生後10カ月ごろからお風呂で、子ども用のプラスチックコップに水を入れて練習していました。こぼれても安心だし、遊び感覚でできるので、私もイライラしなくてすみます。少しずつ上手になって、1才ごろには自分でコップを持って飲めるようになりました。【Kちゃん(2才)のママ】

コップを傾ける感覚を教えるようにしました

コップの練習をスタートしたのは1才半ごろ。コップを私が持って、「傾けるとお水が飲めるよ〜」ということを教えました。自分でやりたがるので、やらせてみたら、最初は少しこぼしていましたが、すぐに上手になりました。【Iちゃん(2才)のママ】

実家にあったおじいちゃんのおちょこで練習!

区の離乳食教室で「おちょこで練習させるといいですよ」と教わったので、実家にあったおじいちゃんのおちょこでトライ。6〜7カ月ごろから始めましたが、親が手を添えてあげれば、最初からかなり上手に飲むことができていました。【Kちゃん(2才)のママ】

水筒のコップは軽くて、持ちやすくて練習しやすい

コップの練習は私やパパのまねをしきりにしたがる2才近くでスタート。外出先で水筒の小さなコップに入れて練習しました。最初は何回かこぼすこともありましたが、2カ月くらいでスムーズに飲めるようになりました。【Hちゃん(2才)のママ】

監修/上田玲子先生 帝京科学大学こども学部准教授。日本栄養改善学会や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。栄養コーチングや食事調査などを行う㈱トランスコウプ総研取締役でもあり、乳幼児栄養についての第一人者。監修に『新版 離乳食大全科』(主婦の友社)など多数。
イラスト/sayasans
出典:Baby-mo(ベビモ)
※情報は掲載時のものです

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監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

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