緊急時にも役立つ!赤ちゃんとママのための防災チェックシート

 専門家監修
公開日:2013/12/18
更新日:2018/12/20
緊急時にも役立つ!赤ちゃんとママのための防災チェックシート
監修
国崎信江
危機管理アドバイザー
監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長

事故や地震、天災などはいつ起きるかわかりません。備えあれば憂いなし。赤ちゃんとわが家の安全のために、おうちの家具や雑貨を安全に置くためのコツをまとめました。そして万が一のとき常備していると安心なものをリストにしました。いまから準備しておきたいものです!

安全のためにすること「チェックシート」

もしものときに安全性を確保するためには、住居環境の足し算と引き算がたいせつです。以下の19項目のうち、いくつがクリアできていますか?

<アイコン説明>

アイコン説明
ラグは全面に敷くか、滑り止めつきを

できれば全面に敷き、部分敷きするなら裏面が滑り止めシートつきのものに。赤ちゃんには家の中で靴下をはかせないようにするのも○。


吊り戸棚に重い鍋を入れない

高いところに収納するものは、落ちてきても被害のないお弁当箱やタッパーなど軽いものだけに徹底。これを機会に不用品を処分しても。


窓にゲートを設置して、飛び出し防止!

ベランダは赤ちゃんが出られないよう、窓にゲートを。ベランダに踏み台になるものを置かず、窓ガラスには飛散防止シートを貼って。


額ぶちはアンカーでしっかり留めて

額ぶちを飾りたいならアンカーで固定。石膏ボードの裏側にある柱や間柱、または石膏ボード自体にフックを固定できるものも。もしくは飾らない!


コーナークッションでゴッツン防止!

テーブルやタンス、テレビ台、低めの棚などのとがった角にコーナークッションをつけると安心。震災時にも衝撃をやわらげます。


鍋や包丁はすぐに収納を

調理が終わったら包丁や重い鍋、フライパンなどは、食前に洗って片づける習慣を。出しっぱなしにしておくと、落下→ケガのリスク源に。


空気清浄機や調理器具に滑り止めをはさんで

100円ショップなどで手に入る滑り止めシートを1枚はさみ、空気清浄機は出入り口をふさがない場所に設置。ウオーターサーバーも固定を。


背の高い家具や冷蔵庫、食器棚は今すぐ固定を

最悪の場合は命を落とす危険があるので、大型の家具・家電は真っ先に固定を。赤ちゃんの目線で考え、低い家具もすべて固定して。


ガラスのテーブルは今すぐ撤去!

災害時に凶器と化すものは撤去が正解。買い替えるときは収納つきのものなど2ウエイ、3ウエイで使えるものを選び、家具の個数を減らすと◎。


調理器具や食器の材質をチェンジ

シリコン製の調理器具なら飛んできたところで大した衝撃ではありません。食器も割れにくい材質を選び、ケガのもとになるものを減らして。


壁掛け時計や写真立ては素材を替える

ガラスや木製、シルバーのフレームをやめて、革や布、和紙製にチェンジ。照明器具はじかづけにするか、アクリルなどの材質に替えるとベター。


テレビの固定はベルトつきの2点留めで!

テレビの台座だけを固定してもダメ。台座だけでなく、壁とモニターをベルトで固定できる2点留めのタイプを選んだほうが安心。


引き出しにはストッパーを!

いたずらや指はさみ防止だけでなく、震災時にも役立ちます。チェストの引き出し、AV機器まわり、キッチンの引き出しにもすべてつけて。


キッチンカウンターに調乳ポットなどを置かない!

基本的にキッチンカウンターには物を置かないようにします。電話機を置いている場合は、ジェルマットなどでしっかり固定を。


ワゴンに重い調理家電を置かないで!

重いものを上に載せていると当然倒れやすくなります。上に10㎏のものを置くなら一番下には備蓄用のお米を30㎏置くなど重心も意識して。


エアコンの下で寝ないようにして

取りつけ位置を替えるのはなかなかむずかしいので、寝る場所を替えて。なるべく頭の上にエアコンがないようにします。


ドアクッションをつけて、閉じこめ防止

閉じこめを考えたら赤ちゃんと少しの間でも離れるのは避けたい。防止策としては、常にはめておけるタイプのドアクッションを活用することです。


赤ちゃんを高いところに寝かせない

寝返りのできない低月齢の赤ちゃんを、ちょっとの間だからと洗濯機の上などに寝かせないで! 落下したら一大事です。一瞬でもNG。


ベビーベッドは2点で固定

キャスターつきのものは必ずロックを。ベビーベッドは4カ所で固定するより2カ所がベター。ベッドメリーは取りつけ部分のゆるみを点検。


バスタブの水は必ず抜いておく

浴槽への転落が多い2才くらいまでは事故防止を最優先。災害用の水は別の方法で用意し、バスタブに水をためたままにしないように徹底します。


赤ちゃんを守る安全のポーズを覚えておいて

赤ちゃんがママの体から離れないよう向かい合っておしりを抱え、おじぎをするように折り重なるのが、基本の姿勢。ふだんから練習しておいて。


袋に入れた赤ちゃん用シューズを用意して

避難するときはできるだけ体をおおうのがケガ防止に。赤ちゃんの靴を袋に入れてリビングなどに用意し、すぐはかせられるようにしておいて。


ちょうつがい側に指はさみ防止カバーをつける

玄関などの重いドアは大ケガにつながりやすいので、最優先で指はさみ防止カバーを活用。赤ちゃんがふだんいる場所のドアも忘れずに。


脱衣所にママと赤ちゃんの着替えを常備

災害時にすぐに着られるように、ママと赤ちゃんの着替えを脱衣所に1セット置いておくと安心。


このサイズのものは赤ちゃんの口に入る!

口に入るサイズのものは誤飲や窒息の原因になると考え、赤ちゃんの手が届かないところに置く習慣を。食品による窒息も多いので、目を離さないで。


クロゼットや押し入れの不用品を処分

不用品はためこまずにどんどん処分! 収納するときは重いものほど下に。天袋など高いところには、ケガをしない軽いものだけを収納。


トイレの水タンクはフタなしに替えて

できればタンクのないタイプに取り替えを。むずかしいようならトイレにいて揺れたとき、タンクを押さえるか、トイレの外に逃げて。


赤ちゃんを安全に寝かせる段ボールベッドを用意

家中に砕け散ったガラスが散乱していたら、赤ちゃんの安全を確保できません。段ボールと粘着テープを用意していざというときのベッドに。

これを入れておけば、マザーズバッグが非常袋に!

□抱っこひも・おんぶひも
□紙おむつ(大人用も1枚あると安心)
□おしりふき
□ごみ袋
□着替え
□ガーゼハンカチ
□タオル・バスタオル
□ポケットティッシュ
□ベビーフード・スプーン
□粉ミルク・哺乳びん(調乳を必要としている場合)
□授乳ケープ
□清浄綿
□お気に入りのおもちゃ
□母子健康手帳・健康保険帳(コピーでOK)
□財布
□携帯電話・携帯電話の充電器
□携帯用トイレ
□給水袋
□ペンライト
□ちょっとした食料・水分

出典:Baby-mo(ベビモ)
※情報は掲載時のものです。
イラスト/アサミナオ 
監修
国崎信江
危機管理アドバイザー
阪神・淡路大震災で600人近い子どもが亡くなったことに衝撃を受け、自然災害から子どもを守るための研究を始める。東日本大震災や熊本地震などさまざまな被災地に足を運び、支援を続けている。『決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法』など著書多数。家庭では3児の母。
監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長
産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター傷害予防工学研究チーム長。長年、子どもの事故防止に取り組んでいる第一人者。著書に『子どもの誤飲・事故を防ぐ本』(三省堂)など。

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