【赤ちゃんとママの防災・事故対策】ベビーベッド・メリー・写真立て、家の中の危ないコト、モノ30

 専門家監修
公開日:2019/11/29
【赤ちゃんとママの防災・事故対策】ベビーベッド・メリー・写真立て、家の中の危ないコト、モノ30
監修
国崎信江さん
危機管理アドバイザー
監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長

「まさかそんなところで!?」。赤ちゃんの家の中での事故は、ママやパパが予想しない場所で起こります。家の中の危険なものやことを、専門家に教えてもらいました。大地震が起きたときに考えられる状況も、あわせてチェックを。※「震」マークがついているものは、大地震のときに考えられる危険や状況です。

リビングの「落ちる」「転ぶ」「倒れる」注意ポイント

1日の大半をリビングで過ごしているママと赤ちゃんは多いはず。くつろぎスペースのリビングにも、実はこんなに危険がひそんでいます。固定したり、ものを減らしたりすることで防ぎましょう。

その1時計や額ぶちが落ちてくる

割れる素材やかたい材質であれば、高いところから落ちてくると凶器に!

その2テレビやパソコンが落ちる

テレビは台が折れ、モニターが飛んできたケースも。パソコンやAV機器も落ちてくることが。

その3照明器具が落ちてくる

つり下げタイプの照明は、地震のとき壁や天井にぶつかって割れたり、落ちる可能性が大です。

その4写真立てや置物が落ちてくる

高いところに置いてあれば地震の揺れで落ちてきます。割れものに直撃されたら大変。

その5赤ちゃんがベランダから落ちる

冷房の室外機や思わぬものを踏み台にして、ベランダの柵を乗り越えてしまうことが。

その6窓ガラスが割れて飛び散る

何かがぶつかったり、地震のとき、窓ガラスが割れ、部屋に破片が飛び散ります。

その7ガラスのテーブルが割れる

地震のときや何かがぶつかったり、落ちてきて割れれば、ガラスの断面や破片で大ケガに!

その8部分敷きのラグにつまずいて転ぶ

床とラグのわずかな段差につまずいたり、ラグごと滑って転ぶこともあります。

その9テーブルなどのコーナーにゴッツンぶつかる

テーブルや棚、家具などの角に頭をごっつん。はいはいの時期くらいから急増します。

その10引き出しに指をはさむ

引き出しや扉をいたずらしているうちに自分で指をはさむケースは、定番中の定番。

その11背の高い家具が倒れる

大型家具も大地震では簡単に転倒します。避難経路をふさがれ脱出できなくなることも。

その12空気清浄機や加湿器が倒れる

背の低い家電や家具も地震の揺れで倒れます。赤ちゃんの目線で考えるとコワイ!

関連リンク⇒⇒⇒地震から赤ちゃんを守る11の行動&安全な部屋づくりに必要な9つのこと

キッチンの「かかる」「落ちる」「倒れる」注意ポイント

キッチンは家の中で最も危険な場所です。赤ちゃんはふだんから立ち入り禁止にしましょう! 大地震のときは大人も大ケガをするリスクが高い場所です。

その13電気ケトルのお湯が降りかかる

コードにつまずいたり、地震で倒れ、お湯が赤ちゃんにかかったら……。電気ケトルも危険。

その14熱いスープや天ぷら油がかかる

地震の揺れや手が滑って熱いスープや油をかぶったら大やけどに。命にもかかわります。

その15冷蔵庫が倒れてくる

冷蔵庫は中のものを吐き出しながら周囲のものをなぎ倒し、場合によっては回転しながら倒れます。

その16ウォーターサーバーが倒れる

背の高い縦置き型タイプは重心が上にあるので不安定。赤ちゃんがつかまっても危ない。

その17キャスターつきワゴンが走る! 倒れる!

ただバタンと倒れるのではありません。物を振り落とし、部屋を暴走すると考えて。

その18電子レンジなどキッチン家電が飛ぶ

炊飯器に浄水器、食洗器、コーヒーメーカー。あらゆるものが落ちたり、飛んでくると思って。

その19つり戸棚から鍋が落ちてくる

重い鍋やホットプレート、ガラスの食器がバラバラと落下。真下にいたら避けるのは無理。

その20調理器具が落ちてくる、いたずらする!

キッチンばさみや包丁がコワイ。扉や引き出しの中身も地震のときは飛び出してきます。

関連リンク⇒⇒⇒【赤ちゃんの事故&ケガ防止】鍋、電気ケトル、ホットカーペット……秋冬は「うっかりやけど」の危険がいっぱい!

寝室の「落ちる」注意ポイント

家具の配置や寝る場所が生死を分けることも。寝ているときに地震におそわれたらほぼ何もできないと考え、安全地帯にしておいて。

その21ベッドメリーが落ちてくる!

取りつけ部分がゆるくなっていると、赤ちゃんの上に落ちる可能性が。材質によってはケガも。

その22クロゼットや押し入れの中身が崩れ落ちてくる

天袋など高いところから落ちてきた衣装ケースに頭をぶつければ、命にかかわる場合が。

その23タンスや本棚が倒れてくる

作りつけの家具以外倒れます。阪神淡路大震災ではタンスが飛び、天井に当たって落下した例が。

その24エアコンが落ちてくる

地震の規模によってはエアコンも落ちます。頭を直撃したら大ケガに!

その25ベビーベッドが走りまわる!

ロックをしていなければ壁や家具に何度も当たりながら、部屋中を動きまわります。

その26ドアに指をはさむ

特にちょうつがい側に指をはさむと、テコの力でケガの度合いが増してしまうことも。

関連リンク⇒⇒⇒赤ちゃんの安全対策グッズの人気おすすめ15選!

お風呂・トイレの「閉じ込められる」「水の事故」注意ポイント

赤ちゃんがいる家庭では水の事故の多発エリアがお風呂。地震のときは比較的安全な場所といわれますが、備えがなければお風呂もトイレも危険です。

その27浴槽への転落事故で毎年多数の赤ちゃんが……

毎年、多くの犠牲者が出ています。浴槽のふちが50㎝以下の場合は、事故の危険度が上がります。

その28物が倒れてドアが開かなくなる

ドアの前に何かが倒れたり、移動してきたら、助けが来るまで閉じこめられることに。

その29逃げたいのに服が着られない!

着替えを用意してあるリビングに戻ったらガラスなどが散乱して、服を着られない場合も。

その30トイレのタンクのフタが飛ぶ

かぶせてあるだけのタンクのフタは、地震のとき凶器となって飛んできます。

関連リンク⇒⇒⇒【赤ちゃんのお風呂事故】たった1分でも10cmでもおぼれる! いざというときどうする?

家の中での赤ちゃんのケガ・事故の予防策3

赤ちゃんがいる今こそ安全な家づくりのチャンス!

赤ちゃんが生まれるとふつうの引き出しが凶器になったり、思わぬところに危険がひそんでいることがわかってきます。家庭内の安全を考えるなら、今が絶好のチャンスと思って。

事故対策が整った家は、防災面でも優秀

赤ちゃんの事故防止を考えた家づくりと、大地震に備えた家づくりには共通するところがいっぱい。赤ちゃんのために安全な環境を整えておくと、震災時の被害も減ります。

大切なのは、減らす・替える・固定する

家具などを固定し、危険なものを減らして、ケガにつながりやすい素材は替える。この3つを基本にすると、家の安全度がアップ! これをもとにわが家の弱点を探して。 

________________

赤ちゃんがいたずらしないようにと、家電や雑貨などを高い場所に置いているケースは多いものです。落下や転倒する場合もあると考え、対策は念入りにしたほうがよさそう。赤ちゃんの成長とともに危険なものも変わるので、そのつど見直していきましょう。

イラスト/アサミナオ 文/小山まゆみ

※この記事は『Baby-mo』より加筆・再編集したものです。
監修
国崎信江さん
危機管理アドバイザー
阪神・淡路大震災で600人近い子どもが亡くなったことに衝撃を受け、自然災害から子どもを守るための研究を始める。東日本大震災や熊本地震などさまざまな被災地に足を運び、支援を続けている。『決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法』など著書多数。家庭では3児の母。
監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長
産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター傷害予防工学研究チーム長。長年、子どもの事故防止に取り組んでいる第一人者。著書に『子どもの誤飲・事故を防ぐ本』(三省堂)など。

あなたにおすすめ

注目コラム